ラオスでおひとり様
おひとり様が得意な人も苦手な人も、こんにちは。
最近「ひとり〇〇」という言葉をよく聞きますよね。
ちょっとネットで調べてみたら、こんな表を見つけました。
博報堂が調べた「どこまでおひとり様できるか」だそうです。
私は、「できる」でいえば、女性最下位のバーベキューまで全項目、問題なくできます。
でも、「したい」という観点では、チェーン居酒屋までは大丈夫、でもそれ以下はほぼしたくないな、という感じです。
ひとりバーベキューって、聞いただけで哀愁ともの悲しさを感じませんか。
しかしこんな表のリストなんてかわいいもので、世の中には
「ヒマラヤ単独登頂」や「南極大陸無支援単独横断」と、
趣味を優に通り越して、人生どころか、命をかけて「おひとりさま」している方もいますよね。
おひとりさまを極めたら、「ひとり」から「単独」という言葉に変化するんですね。
そして私が今住んでいる、ラオスでの「おひとりさま」事情ですが、
日本に比べると、女性がおひとりさまするのはかなり厳しいです。
上にある表の中で、「女性おひとりさま」がやっていて違和感ないのは、
カフェ・ファストフード・道端の麺の店くらいじゃないでしょうか。
ラオスが国境を閉じていた年の年末年始、私は一人でラオス南部に旅行に行ったんですよ。
リゾートに宿泊したら、ホテルの人からも「ひとりで来たの…?何故?」と怪訝そうな、哀れみを浮かべた目で見られ、
ひとりで観光していると、出会う人達がみんな、
「えっ、ひとりなの…?一緒に行動する?」
「一緒にジップラインする?」
「俺たち、車あるからさ、一緒にこの辺り乗り回そう。酒飲みながら」
と優しい言葉をかけてくれたのですが、そのたびに
(知らないラオス人グループとの行動つらい!)
(知らないラオス人グループとジップラインマジつらい!)
(この人たち、韓国人と北朝鮮人の謎カップルだしめちゃくちゃ酒飲んでるしなんかこわい!)
と思いつつ、
「いえ、ひとりが好きなので」
と苦笑いとともに答え、変人を見るような目で見られるということが連発しました。
その旅行で疲れ果てた私は、その時に
「よし、夫を日本から呼び寄せよう」
と決心。夫を口説き落とし、ラオスに来てもらうことに成功しました。
夫がラオスに来てくれてからは、ひとり旅行をせずに済み大変嬉しい反面、夫は
「〇〇に行こうよ」
と誘ってもあまり乗ってくれないタイプだとわかって、
おひとりさまはしなくて済むようになったものの、今度はふたりでひきこもるようになってしまいました。トホホ。
日本に帰ったら、まずはひとり漫画喫茶を楽しみたいです。