ラオスのセクハラ事情

セクハラをする人もしない人も、こんにちは。

 

○○ハラスメントという言葉は年々増え続けているそうで、

ちょっと調べたらこんな記事がありました。

(本当にくだらないので読む必要はないと思いますが念のため)

hrnote.jp

この記事の中には、39種類のセクハラが列挙し紹介されていました。

 

カラオケを強要するカラハラこと「カラオケハラスメント」

楽しさを押し付けるエンハラこと「エンジョイハラスメント」

関係性を無視して告白する、コクハラこと「告白ハラスメント」などという

なぜわざわざ名づける?と思えるものがたくさんありました。

 

KYの人が空気を壊す「エアハラ」

エアコンの温度をめぐる「エアハラ」

もあって、同じ名前じゃねーか。とひとり心の中で突っ込んでしまいました。

 

そもそも、こんなにいちいち細かい事象を取り上げて「ハラスメント」と定義する必要はあるのでしょうか。

 

パーティか何かの際に、周囲の友人に一緒に楽しもうよ!と盛り上げようとし、

「エンジョイハラスメントしないでくれる?」

と言われたら?

 

勇気を出して好きな人に告白したら、

「これってコクハラじゃない?」

と言われたら?どうですか?それはそれは深く傷つきますよ。

どっちがハラスメントだかわかったもんじゃないですね。

 

細かいことでいちいち「ハラスメントだ!」と言う人がいるから、日本はどんどん生きづらい国になっていくのだなあと、日本の空気感が肌に合わない私は思います。

 

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で、タイトルにあるラオスのセクハラ事情ですが、

先日、ある日本人の知り合いが

ラオス人にはセクハラという概念がない」

と言っていて、おもしろいなあと感じました。

 

一言でセクハラと言いましても、色々な段階があると思いますが、大きく分けて

 

①相手に関係なく確実にセクハラであると思われる行為、発言

②相手によってセクハラとなったりならなかったりする行為・発言

 

の2つになるのかと思っています。そして、②は完全に受け手の主観によって決定しますから、セクハラ認定の差異が大変大きくなってきます。

セクハラ被害者の鉄板、若い女性からの視点を例に挙げて具体的に言えば、

イケメンに

「あれ?今日の化粧雰囲気が変わってかわいいね」

と言われてもほとんどの女性は不快感を感じないと思いますが、

職場のいやらしい目つきの中年上司に同じことを言われたら、人によっては

「私の化粧の変化に気づくなんて、めちゃくちゃ気持ち悪い

と感じ、それはセクハラになります。

 

もう少し過激な例えになると、イケメンに

「君みたいな子が風俗にいたら絶対指名しちゃう」

と言われたとします。おそらくこの場合は不快感を感じる人は一定数出てくるでしょうが、

同時に、「私を女として見てる…キャ♡」と喜ぶ女性もいると思います。

しかし、こんなセリフを職場のいやらしい目つきの中年上司に言われたら、ほぼ100%の女子は、

地獄に落ちろ

と思うはずです。

 

ということで、まあ、目つきがいやらしい中年男性はおいそれと若い女性に言葉を投げかけられないという世知辛い結論になってしまうんですが、それでいいと思いますよ。フフフ。気持ち悪いことは極力言わないでいただきたいものです。

(もちろん、女性側もセクハラをしないよう気を付けるべきです)

 

では、ラオス人にセクハラの概念がないというのは、先ほど上にあげたセクハラの種類でも

女性に対して、①の確実にセクハラといえるようなこと、例えば

「経験人数は?好きな体位は?」

「胸が大きいね、何カップ?乳輪何センチ?500円玉で隠れる?」

「手がしっとりしているね。そういう人って○○もしっとりしているんだよ」

などと、超絶セクハラなことを言っても許されるのか、ということなのかと思いますが、

私が見ている限り、ラオス人のセクハラはもう少々ライトな感じで、

なんというか、ここまでのねちっこさがないような気がします。下ネタもねちっこくありません。

ライトな感じなので、ラオス人女性が「はいはい」と軽くいなせてそもそもセクハラにならないのか、

それとも本当はかなりつらい思いをしているけれど、社会的に女性に発言力がないのかは私にはまだ見えてきません。

前者だったらいいなと思いつつ、今後もラオスのセクハラ調査を行っていきます。

 

ちなみに、今回の記事で例えに出したセクハラ内容は、すべて私の実体験に基づきます。

気色の悪いセクハラを受けてきて不快でしたが、こうして経験を活用できたのでよかったです。