面接について
面接が得意な人も苦手な人も、こんにちは。
ブログを放置してしまってました。というのも、ここのところ大変忙しかったんです。
忙しくしていた理由は、ラオスでの3年の任期が終わる間際だったためです。
明日、ラオスを経って、明後日日本に到着します。
帰国したところで任期が終了となります。
コロナがあったり緊急帰国したり、ロックダウンで激太りしたり、結婚して夫ができたり、その夫とラオスで住んでみたりと、
なかなか色々な事があって、みっちり詰まった3年でした。
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今からちょうど3年半くらい前、ベトナムから帰国して路頭に迷っていたときに、この仕事の面接を受けました。
だいたい、こういう「海外で他の日本人と結託して行う系の仕事」を受けるときは、面接では決まって
「仕事の人間関係で困った事がありますか?その際にどうやって乗り越えましたか?」
「チームで働くときにはどういうことを重視していますか?」
「他の国で働くときに、価値観の衝突などがあるとどうしますか?」
というような質問を主にされて、
「いかに他の人と揉めないか」
という点を重視しているんだな、と思うような事が多いんですよ。
(それだけ人間関係で揉めやすい仕事であるし、関わる人に奇人も多いです)
ですから、3年半前に現職の面接を受けるときも、そういう質問をされるとばかり思って臨んだら、いきなり
「あなたの長所と短所を教えてください」
と言われたので、面食らいました。
一瞬の内に、脳内で
「えっとえっと、長所はこの仕事に向いているものでないとダメだし、短所は長所にもなりうるものじゃないといけないのがセオリーで…時間にルーズとか?ダメダメ。自分のミスに甘いけど、人のミスも許します、とか??うおおーダメだああ!ああー思いつかない〜」
とまで考え、全く考えがまとまらないまま、
「はい、私の長所は誰とでもすぐに打ち解けられるところです。そして短所は、打ち解けやすい分、なめられやすいところです。」
と返答。
脳内の私は、「うおー!微妙!」と言っている。
そして、面接官の反応も微妙。
これは、もう一発何か言わないとー!と思い、
「そして、明るく元気だという長所もあります。嫌なことがあっても、比較的すぐに気分の切り替えができます。そして短所は、真剣に話しているときも、真剣さが伝わらないところです。いつも明るくしているので、ちょっとヘラついているように思われるみたいで。」
と、更に微妙な返答をしました。
面接官も、無表情&無言でした。
その面接の帰り道、
「こりゃきっと落ちたな…」
と思いつつ帰ったんですが、後日、合格の連絡が来たときは驚きました。
面接の際に私が気をつけている事は、どんなにくだらない内容の返答も、自信満々に堂々と言うというところですので、その部分で受かったのかもしれません。
もしくは私の経歴がよかったのかもしれません。
あるいは面接官が、なめられやすく、ヘラついていて真剣さが伝わらない人材を探していたんでしょうか。
以前ベトナムで、日本で働いてみたい学生相手に模擬面接をしたことがあります。
その時、長所・短所を聞くと、ベトナム人からは、
「なんで自分の短所をわざわざ言わないといけないんですか?悪いところを言いたくないです!」
と言われて、そりゃそうだよね、と納得したことがあります。
それにそもそも面接でこの質問に対して、
「若い女性を、すぐにいやらしい目で見てしまいます」
「自分の利益になるなら、平気で嘘をつきます」
「自分より目下の人と接する時と、目上の人と接する時で、態度を変えます」
「嫌いだと思う人には、嫌がらせをしたり、周りで悪口を言いふらしたりします」
というような、ガチの短所なんて言うわけないですし、この質問って何が聞きたいんでしょうかね。
今後もまた同様の質問をされたら、何と答えるのが果たしていいのか、今もよくわからないでいます。